CROSSTALK 座談会

熊之庄児童館で活躍する先輩達の”ホンネ”座談会

北名古屋市にある熊之庄児童館のスタッフ4名で、座談会を行いました。
気になる「児童館での1日」とお仕事のやりがい、「入社前の自分に何を伝えたい?」といったテーマまで語り尽くしています。
熊之庄児童館での働き方や、職場の雰囲気までがまるごとわかる座談会です!

メンバー紹介

M.S

2019年入社

F.Y

2021年入社

K.Y

2015年入社

M.K

2020年入社

イキイキした子どもたちの様子に、
どこよりも「いい職場」だと感じた。

01 入職のきっかけは何でしたか?

K.Y

知り合いの方に紹介していただいたことで、ここを知りました。
昔から子どもが好きで、前は保育園で働いていたんです。でも、保育園だと、子どもたちはみんな3~4年ほどで卒園してしまうんですよね。貴重な時期に一緒に過ごせる仕事も魅力的でしたが、「もっと長く子供に関わりたい」と思うようになりました。
ここでは「赤ちゃんから高校生までいろんな子どもたちが遊びに来てくれる」と聞いて、「自分のやりたいことができる!」と感じ、転職を決めました。

M.S

僕は、「子どもたちと一緒に思いっきり体を動かせる!」というところが、入職の大きな決め手でした。
もともと自分より小さな子に関わることが好きだったので、教育系の仕事に興味があったんです。じゃがいもグループには、「放課後デイサービス」「児童館」「保育園」と、子どもたちと関われるお仕事がたくさんありますが、「自分のスポーツ好きを活かせる」と思ったので、児童館に決めました。

M.K

「子どもが好き」というのは、きっとみんなの共通点ですよね。
私も子どもが好きで、高校のときから業界について興味を持って学んでいました。当時の先生から「児童館はどうかな?」と勧めていただいたのがきっかけです。
入職前の見学にも来させていただきました。みんな楽しそうで、「すごく雰囲気のいいところだな」と感じたことをよく覚えています。

F.Y

子どもたちも先生も、すごくイキイキしていて楽しそうなところが印象的でしたよね。私も、見学に来たときのことはよく覚えています。他社の施設も見ましたが、ここが一番良い雰囲気でした。
私は福祉系の高校に進学したので、ギリギリまで高齢者のサポートか教育業界かで迷っていました。ですが、「子どもたちと年齢が近く、同じ視点に立てるうちに関わりたい」と感じたこともあって、ここへの就職を決めた形です。

昼間は子どもたちと全力で遊ぶ!
3歳以下の子たちと触れ合うことも。

02 一日の業務について教えてください。

K.Y

朝の9時くらいから掃除をして、子どもたちを迎える準備をします。
9時30分のオープンから、水曜日と木曜日は「なかよしキッズ」の子たちがやって来ます。3歳未満の子たちが、保護者の方と一緒に遊ぶ登録制の教室です。保育園・幼稚園へスムーズに通えるように、小さいころから少しずつ集団行動に慣れてもらうための催しです。

F.Y

保護者の方同士のコミュニティを作ってもらうための活動でもありますよね。
年間を通して遊びのプログラムが組まれているので、それに沿って、子どもたちと保護者の方と一緒に遊びます。しゃぼん玉や近所の神社へのお散歩など、小さな子でも楽しみやすい遊びが中心です。

M.K

午前中はそんなふうに過ごして…お昼休憩の後、15時くらいからは下校後の小学生たちが次々と遊びに来てくれますね。外で遊ぶ子もいれば、部屋で卓球をする子、本を読む子、宿題をやる子など、過ごし方はみんなそれぞれです。私たちは、危険がないように見守りながら、誘われた遊びに参加していきます。

M.S

その遊びも、トレンドみたいなものがありますよね。
「最近は野球ばっかりやってるな」という時期もあれば、「今週はサッカーが多いかな」という時期もあったり。こちらから何かを強制することはしないので、危険なやり方だけに気をつけて、基本的には見守っている感じですよね。

K.Y

そうなんだよね。最低限のことだけ気をつけてあげれば、子どもたちが自分で遊び方を見つけて、周りの子と上手に協力できるんですよ。高学年の子が低学年の子に勉強を教えたり、小さな子でも参加しやすいルールに変えてあげたり。

F.Y

そういう成長が見えると、すごくうれしくなりますよね!

M.K

たしかに!遊びの自由度が高いから、そういう変化も見えやすいかも。
日中はそんなふうに子どもたちと遊んで…そのあと、18時頃に児童館を閉めますね。

K.Y

あとは、夜の清掃や事務作業をする感じかな?
どのくらいの子が来たか、人数を確認して、日報を書いて…後片付けも完了したら、一日の終了、という流れです。

「すごく成長したな」と実感するとき、
明日も頑張れる元気をもらえる。

03 どんなときにやりがいを感じますか?

F.Y

私はやっぱり、「元気をもらえたとき」かな、と思います!
子どもたちって、すごくパワフルです。年齢が近い私でも、みんなの元気さに驚くことがたくさんあります。一緒にいるとこっちも元気になれるし、考え方や発想が自由なので「なるほど、そんな視点もあるんだ!」と納得することも多いです。話しててすごく楽しくて、いつもエネルギーをもらえますね。

M.K

わかる!たくさん元気をもらえるよね。 子どもたちと接していると、「去年の今頃はこうだったのに、今はこんなことができるようになったんだ」と実感することがすごく多いです。そういうときは、「自分もがんばろう」って元気づけられます。
だから、子どもたちの成長を実感できる瞬間が、一番のやりがいです。
個性豊かな子がたくさんいるので、その分たくさん勇気づけられるし、発見もあります。

M.S

子どもたちに気付かされることって、たしかに多いかも。
いつも、「この子には、どんな言い方をしたら伝わるんだろう?」と考えて接しています。たとえば、「廊下は走っちゃだめだよ」と言うのか、「歩いて進んでね」と言うのか、子どもによって理解しやすさが違うんですよね。
そうやって自分なりに工夫して、「ちゃんと伝わった!」というときは学びがあるし、すごくやりがいを感じます。

K.Y

やりがいって、数えきれないほどたくさんあるんだよね。
子どもたちと接するのって、「一緒に作り上げる・やり遂げること」の連続だから、小さなところにもやりがいがあふれてる気がするな。
夏祭りのイベントでは、子どもたちと一緒にお化け屋敷をやったんです。飾りもみんなで作って用意しました。完成したときはもちろんうれしいし、それまでの間、「一緒に作った」っていう思い出が何より大切なんですよね。

M.S

季節ごとのイベントでは、子どもたちの間で実行委員を決めるので、より印象深い思い出になりやすいですよね。

K.Y

そうなんだよね。そういう思い出の積み重ねから、僕らを信じて頼ってもらえるとすごくうれしいな。
学校でも家でもない場所って、子どもにとってはかえって安心して相談できる場合もあるんだよね。でも、相談相手に選ばれるためには、それまでの信頼関係が欠かせないなあって思うんだよ。
だから、悩みを打ち明けてくれたときや、それに応えて喜んでくれたときはやりがいを感じるな。前に、イベントでも何でもないときに「先生、ありがとう」って突然手紙をもらったときは感動したなあ(笑

F.Y

それ、すごくうれしいですね!
手紙なんてもらったら、一日の疲れも飛んでっちゃいそう!

M.K

ホントに!やっぱり、子どもたちと関わる仕事って、すごく元気をもらえるんだね。

子どもが大好きなら大丈夫!
自分の特技を存分に活かして楽しんで!

04 どんな方に向いているお仕事だと思いますか?

K.Y

ベタですけど、明るくて、元気で、子どもが好きな人ですね。
逆に言えば、それ以外は特に「これが必要!」というものはないかもしれません。

M.S

「何かが必要」というよりは、「自分の特技や趣味があれば、それを活かせる」って感じですよね。Fちゃんはダンスが得意で、Kちゃんは運動が好きだから、ダンスやスポーツで子どもたちと一緒に遊べるよね。

M.K

「子どもたちと一緒に楽しめること」が大切だから、自分の好きなことや得意なことって、すごく役に立つんですよね。

F.Y

そうですね。一緒に楽しんで、たくさん笑える人には向いてるんじゃないかな、と思います。

K.Y

それから、「向いてる人」とはちょっと違うかもしれないけど…。
子どもたちが安全に遊べる環境を整えるために、細かくて地道な作業がすごく多いから、「子どもたちのためになるなら!」って思って取り組めることが大切かな。

M.S

広場の雑草を抜いたり、ゴミを拾ったりっていう仕事もありますもんね。
僕は事務仕事が苦手なので、いつも「これも子どもたちのためだから」と思って取り組んでいます。

F.Y

たしかに、「子どもたちのため」っていう視点はすごく大事だと思います。
私は、子どもたちを叱ったり、注意をしたりが苦手なんです。でも、悪いことをしたら、それをちゃんと注意してあげないといけません。でも、こっちの言うことを聞いてくれない子もいて…。

M.K

そういうときは、他の先生に交代して叱ってもらうこともあるよね。さっきMさんが「子どもによって伝え方を変えている」ってお話があったけど、対応する先生が変わるのも、伝え方の選択肢のひとつなんじゃないかな。

K.Y

「異性の先生には言いにくいこと」とか「同じ経験がある人には言いやすいこと」もあるからね。
楽しく接することもとても大切だけど、悩みに悩んだ末に、深刻な相談をしてくれる子もいます。「僕らの接し方ひとつで、子どもたちの将来が変わることもあるんだ」という責任感を持って、真剣に向き合っていきたいね。

入社前は不安がいっぱい。
「あなたは大丈夫だよ!」と伝えたい。

05 入社前の自分にメッセージを送れるなら、何と言いますか?

M.K

子どもたちはすごく可愛くて、先輩も上司も優しい人ばかりなので、何も心配しなくて大丈夫!ただ、部活動をやめてから体力が落ちてしまったので…今のうちに少し運動をしておいてほしいな、って伝えたいです。

K.Y

楽しいことも、大変なこともいっぱいある仕事です。でも、その分とても充実した毎日を送っています。転職するときには経済的な不安もありましたが、安心して大丈夫です。最近は人前で話す機会が増えてきたので、「コミュニケーション能力を磨いておくといいよ!」「会話の引き出しを増やすといいよ!」とアドバイスしたいですね。

F.Y

社会人としても、子どもと関わるプロとしても1年目です。入社直前の自分はきっと、不安がっていたり、ネガティブなことばかり考えていたりすると思います。
でも、胸を張って「大丈夫!」って言ってあげたいです。子どもたちと接するなかで、人見知りも直ってきました。「やってみれば何とかなる!」ということがたくさんあるので、ぜひ前向きにチャレンジしてほしいです。

M.S

僕は、何に対しても自信がないタイプですが…とにかく「大丈夫だから、自信を持って取り組んで!」と言いたいです。先輩たちに何でも聞いて、子どもたちや保護者の方とも積極的にコミュニケーションをとっていってください。一生懸命やれば、それをきちんと評価してくれる方がたくさんいます。

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